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【オーブン不要】驚き!玉子焼き器で作れる「いちごのミニロールケーキ」

福田淳子

お菓子・料理研究家。シンプルなレシピが好評。

【オーブンいらずでおいしいお菓子 Vol.10】お菓子作りにはオーブンが必要…というイメージを持っていませんか? この連載では、お菓子研究家の福田淳子さんが、オーブンを使わない、おいしいお菓子の作り方を紹介します。第10回のレシピは、春らしい「いちごのミニロールケーキ」です。

かわいすぎる「いちごのミニロールケーキ」

みなさん、こんにちは。春ですね。今日は旬のいちごを使ったとっても可愛らしいお菓子を紹介します。

いちごのキュートさもさることながら、この小さなサイズがたまらなくかわいいのです。これ、何を使って焼いているかわかりますか? 玉子焼き器のフライパンなのです。あの長方形の形はロールケーキを作るのにぴったりです。小さいサイズは、泡立ても簡単ですし、焼き時間もあっという間。ついつい食べすぎちゃう、という問題も解決。

フライパンで作りますが、味は本格派。オーブンでロールケーキを作るように生地を作ります。湯煎にかけて卵液を人肌程度までに温めて、しっかり泡立てるのがポイントです。粉の量が少なめなので、しっかり混ぜてくださいね。泡立てが十分にできていれば、粉を混ぜる時に泡が必要以上に消えることはありません。

焼く時はアルミホイルで蓋をすることも忘れずに。こうすることで火が通りやすくなります。巻いたら巻き目を下にして、しっかりと冷やしましょう。冷やすことで水分がなじみ、味もよく、さらに崩れにくくなります。

今回はいちごを巻いていますが、バナナもおいしいです。また季節の果物を巻くのもおすすめですよ。

おうちに玉子焼き器のフライパンがある人はぜひ試してみてくださいね。

いちごミニロールケーキ

材料(18×13cmの玉子焼き器1台分)

<生地>
卵(M)…1個
グラニュー糖…20g
牛乳…大さじ1/2
薄力粉…15g
食塩不使用バター…5g

<クリーム>
生クリーム…70ml
グラニュー糖…小さじ2
いちご…適量(今回は大きめいちごを半分に切って1.5個分使用)

粉砂糖…適量

作り方

.ボウルに卵とグラニュー糖を入れて混ぜる。50度くらいの湯で湯煎しながら泡立てる。生地の温度が人肌になったら湯煎からはずし、さらに泡立てる。泡立てた生地でひらがなの「の」が描けるくらいまで泡立てる。
*卵1個の泡立てならば、手立ても可能です。ハンドミキサーがある人はハンドミキサーを使ってください。

に牛乳を泡立て器で加えてよく混ぜる。薄力粉をふるい入れて、ゴムベラでしっかり混ぜる。

.玉子焼き器を熱し、小さく切ったバターを入れて弱火で溶かす。バターをのボウルに加えて、切るように全体を混ぜる。

.フライパンを1度、濡れ布巾に置く。キッチンペーパーでバターを軽くふき取り、の生地を流し入れる。

.ごく弱火にかけて、アルミホイルで蓋をして上面に気泡ができるくらいまで2〜3分焼く。

.フライ返しを使いひっくり返し、蓋をして30秒〜1分焼く。

.焼がったらラップで包んで冷ます。
*ラップに包むことで、しっとりと巻きやすい生地になります。

.ボウルに生クリーム、グラニュー糖を入れボウルの底を氷水につけて、八分立てに泡立てる。

の焼き色がついた面を下にしておく。巻き終わり側は少しあけて、のクリームを均一に塗る。いちごを並べ、ラップをつかって巻く。

10.巻き目に下にしてラップで包んで2時間以上冷やす。仕上げに粉砂糖を茶こしでふりかける。湯などで温めたナイフで端を切る。

福田淳子(ふくだ・じゅんこ)

お菓子・料理研究家。カフェでメニュー開発や店舗の立ち上げを経験後、雑誌や書籍を中心に活躍中。身近な材料と、シンプルな手順でおいしく仕上がるレシピに定評がある。これまでに手がけたお菓子の本は30冊以上。
【Instagram】@junjunfukuda

執筆者情報

福田淳子

お菓子・料理研究家。カフェでメニュー開発や店舗の立ち上げを経験後、雑誌や書籍を中心に活躍中。身近な材料と、シンプルな手順でおいしく仕上がるレシピに定評がある。これまでに手がけたお菓子の本は40冊以上。

【Instagram】@junjunfukuda
【note】@sakuracoeur

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