毎年11月14日は『世界糖尿病デー』です。この日に合わせて、糖尿病の予防や治療を呼びかけるために世界各地でさまざまなイベントやシンポジウムが開催されます。また、この時期、東京都庁や大阪城、札幌の時計台などの建造物がテーマカラーの「ブルー」にライトアップされます。写真は、2014年の京都・東寺五重塔です♪
「糖尿病」とは、血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が続く病気です。そのまま放っておくと体のさまざまな臓器に悪い影響が出て、やがて深刻な合併症を引き起こすことがあります。
合併症の例として、たとえば糖尿病性網膜症という目の病気は、最悪の場合失明につながります。また、糖尿病性腎症という腎臓の病気は、血液中の老廃物を排出できなくなる病気です。この場合人工透析治療が必要になり、日常生活に数々の制約を伴います。
糖尿病の患者さんは年々増えていて、日本人では、6人に1人以上が糖尿病の患者さんかその「予備群」だと言われています。糖尿病は初期の段階では目立った自覚症状がないため、知らず知らずのうちに症状が進行してしまうこともあります。
「糖尿病は怖い病気」というのは事実ですが、生活習慣病と呼ばれる疾患のひとつです。生活習慣の改善によって、無理なく予防することができます。世界糖尿病デーをきっかけに、毎日の生活習慣を振り返ってみませんか?
一番の基本は、規則正しい食生活です。過食や偏食を避け、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。 そして何より大切なのは、「続けること」です。最初からすべて完璧にしようとして挫折してしまうよりも、簡単で身近なものからはじめ、長く続けることを目標にしたいですね。
糖尿病の食事療法にはいろいろな工夫が考えられますが、ここではおいしい健康管理栄養士が手軽にできる食事のひと工夫をご紹介します。
ここでは、野菜の食べ方、調理の工夫を紹介します。
食事をすると、血糖値が上昇します。この上昇を穏やかにするため、食事の際にまずは野菜を食べましょう。野菜に豊富に含まれる食物繊維が腸からの糖質の吸収を穏やかにしてくれます。
とはいえ、野菜料理を毎日作るのは大変ですよね。そこで、ブロッコリーやホウレンソウや小松菜など、茹でてから利用することの多い野菜は、買ったらまとめて茹でてしまいましょう。同じように、大根や人参や玉ねぎなど、同じ形に切る機会の多い野菜も、買ったらまとめて切ってしまいましょう。こうして保存容器に入れておけば、いつでも手軽に使うことができます。
無理のない簡単な習慣を取り入れて、「続けられる」健康食生活を目指しましょう!
クックパッドおいしい健康には、身長・体重・気になる症状の有無を記入するだけで、あなたやご家族にあった「1食分の栄養目安値」がわかる「献立帳」という機能があります。
『レシピ一覧』からお好きな主菜や副菜を選び、「これを食べたいな」と思うレシピが見つかったら、それぞれのレシピにある「+献立に追加」ボタンを押してみてください。選んだレシピが『献立帳』に反映され、1食分のカロリーや栄養価が自動的に表示されます。こうしてレシピを選んでいくと、あなたやご家族にぴったりの献立が完成♪
必要とされる栄養価と実際に立てた献立の栄養価の過不足が一目でチェックできるので、大変便利です。糖尿病の食事療法はもちろん、日頃のご家族の栄養バランス管理のために、ぜひご活用ください!
バター小麦粉不使用*里芋の白味噌グラタン
by *shinku*さん
里芋の粘りを利用した、バター&小麦粉不要のヘルシーグラタン。手軽に作れるのも◎!食物繊維もしっかり摂取できます。
簡単スピード♪きんぴらごぼう
by yuurrkさん
食物繊維が多く血糖を安定させます。ごまは煎ってすりごまや切りごまにすると消化・吸収がよくなり、糖質代謝も助けます。
簡単☆温野菜のガーリックバタポンサラダ☆
by ★peko★さん
ゴロッとした野菜で食べごたえ◎!ガーリックバターの風味が食欲をそそります。食物繊維、ビタミン類がしっかり摂取できます。
クックパッドおいしい健康
管理栄養士が監修し、からだがよろこぶ美味しい人気レシピを厳選しました。1回の食事で何をどれだけ食べるべきかを知り、好きなレシピを選んで自分にぴったりの献立を作ることができます。