先日、ニホンウナギが絶滅危惧種に指定される見通しと新聞やニュースで伝えられました。それって、ウナギを食べられなくなるってこと?高くなるってこと??とみなさん、今夏のウナギがどうなるのか気になっていると思います。そこで、水産庁の方にこれからウナギはどうなるのかを聞いてみました!
先日、ニホンウナギがIUCN(国際自然保護連合)で絶滅危惧種として指定される見通しとの報道がありました。絶滅危惧種となると気になるのは私たちの食べるウナギへの影響。その辺りのお話を水産庁に聞いてみました。
ーニホンウナギが絶滅危惧種に指定されて鰻は高くなるのでしょうか?
「直ちに何か変わるということはありません。輸入が止まるということもないので、絶滅危惧種に指定されたことで、値上がりすることはないと思います。価格は需要と供給によって価格は決まるので、変動するとすればその影響です。」
ー直ちには影響ないということですが、来年以降はどうなるのでしょう?
「今後の価格も、やはり需要と供給、また、シラスウナギのとれ高などによって変わるので、来年急に食べられなくなるということはありません。『来年は食べられないかもしれない!』との報道も出てくるかもしれませんが、冷静な対応をしていただければと考えています。何より、せっかくとれたウナギなので、おいしく食べていただきたいというのが水産庁の想いです。」
なるほど。絶滅危惧種に指定されたとしても、大きな影響は出ないらしいということがわかりました。でもやはり全体的には価格が値上がりしているのが現状。せっかく買ったウナギの蒲焼き。余すところなくしっかりおいしく食べたいですね。
店頭で買ってきたウナギをレンジで温めてそのまま食べると、お店で食べるものとはちょっと違う、なんてことよくありますよね。買ってきたウナギでも、調理次第でおいしさが変わってくるんですよ。また、少ない量でも家族みんなで満足する方法にも注目です!
水産庁 増殖推進部栽培養殖課 内水面班