ダイエットをはじめて体重が減少し始めるとテンション上がりますよね。でもちょっと待ってください。その体重減少、本当に脂肪量が減っているのでしょうか。もしかしたら筋肉量が減っている可能性も…? 体重は減ったけど体脂肪は変わらない方、タンパク質は足りていますか? 普段の食事の内容を少しだけ振り返ってみてください。
ダイエットと言えばカロリー制限ですが、カロリー制限によって炭水化物、脂質、糖分の摂取量があまりも不足すると、筋肉や内臓を形成するタンパク質もエネルギー源として使われてしまいます。そしてタンパク質は筋肉や血液をつくる元として、日々体内で代謝をしています。そのためタンパク質の不足が続くと筋肉量が減少し、代謝の低下や貧血などを起こす原因にもなります。
体重は減ったけど体脂肪は変わらなかった、なんて経験があったらまさに、筋肉をエネルギーとして使ってしまっている証拠かもしれません。筋肉量の維持をしながらリバウンドのないダイエットをする為には、いつもより意識してタンパク質を毎食きちんと摂ることがとても大切です。
「日本人の食事摂取基準(2010年版)」(厚生労働省)によれば、1日あたりのタンパク質平均必要量は、18歳以上の女性で50g、男性で60g以上が推奨とされています。1食15〜20gを3回に分けて摂取することを目標にしてみましょう。
1日に必要なタンパク質は朝昼晩、3回に分けて食べましょう。では、それぞれの食材にどのくらいのタンパク質が含まれているか、高タンパク低カロリーな食材をご紹介。
まずは定番のささみ。ささみは100g、約114kcalでタンパク質は24.6gあります。大きさによっても異なりますが、ささみ1本で約50gですので参考にしてみてください。
鶏胸肉(皮なし)は100g、約121kcalでタンパク質は24.4gあります。皮付きだと100g、約244kcalでタンパク質は19.5gと、同じ100gの鶏胸肉でも皮の有無でカロリーが大きく異なるので要注意ですね。
お肉ばかりではありません、お魚もご紹介します。春獲りの鰹は100g、約114kcal、タンパク質は25.8g、秋獲りだと100g、165kcalでタンパク質は25.0gと脂がのっていているようです。選ぶことが可能なら春獲りが優秀ですね。
スーパーでも手に入れやすい鱈は100g、約77kcalでタンパク質は17.6gとここまでご紹介した食材よりタンパク質は少ないですが、低カロリーなのが魅力的。 ちなみに、スーパーで手に入りやすい魚といえば鮭ですが、鮭は100g、約138kcalでタンパク質は22.5gです。塩や醤油漬けの場合は塩分も気にしてみてください。
ツナ缶は常備しておきたいダイエット食品の一つ。ただしノンオイルのツナです。オイル入りのツナは高カロリーですので、お間違えなく! ノンオイルです。
メーカーによって差はあるものの、100g、約71kcalでタンパク質は16g。鱈並みの高タンパク低カロリーとはいきませんが手軽にタンパク質を取ることが出来るのでオススメです。
いかがでしたか? 身近な食材でこんなに簡単にタンパク質が取れるんです。タンパク質の吸収を良くするには、ビタミンB2やビタミンB6が含まれる「海藻類」や「かぶ」や「にんにく」なども一緒に食べるとさらに効率よく摂取できるので、試してみてください。
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※この記事はクックパッドダイエットラボの管理栄養士であり、ダイエットトレーナー監修の元作成されています。