炒めない！混ぜるだけで絶品の「パラパラチャーハン」を作る方法

秋になると食欲もより一層わき、しっかりとしたご飯ものが食べたくなるものです。暖さんはお弁当のおかずがワンパターンになりがちなときは、ご飯をアレンジしてお弁当の雰囲気を変えることが多いそう。今回は、普段のお弁当にも普段のおかずにもおすすめのご飯もの2品をご紹介いただきます。

ご飯ものの定番メニューといえば「チャーハン」ですが、パラっと炒めるのは難しくて手間がかかる印象がありますよね。

暖さん：「お弁当のおかずがワンパターンになりがちなときは、ご飯をアレンジして雰囲気を変えることが多いです。たくあんを刻んでごま油と一緒に混ぜてみたり、夕飯の残りのひじきの煮物を混ぜてみたり。 単にふりかけをかけるだけではなく、何か混ぜてみるだけで彩りが良くなり、いつもよりちょっと豪華に見える気がします」

この考え方で、手間がかかりがちなチャーハンも、炒めずに作る方法を考案したのだそう！

＜材料＞ 2人分
・ご飯 …茶碗2杯分
・スライスベーコン … 2枚
・卵 … 1個
・小ネギ（または長ネギ） … 10cm ほど
・鶏ガラスープの素 … 小さじ1/2
・塩こしょう … 適量

＜作り方＞
1. ベーコンは1cm幅に切る。卵は溶いておく。ネギは刻んでおく。
2. フライパンに油（分量外）を薄くひき、弱めの中火でベーコンを炒める。ネギも加えて炒める。ベーコンとネギを端に寄せて、空いたところに溶き卵を流し、炒める。
3. 卵に火が通ったら、火を止めて、鶏ガラスープの素と塩こしょうで味付けする。温かいご飯に混ぜ、味見をし、塩こしょうで味を整えたら完成。

なるほど！この方法なら具材だけ先に作っておけば、いつでもほかほかチャーハンができますね。

暖さん：「以前、お弁当のおかずで中華風の黒酢の肉団子を作ったときに、"この肉団子には、絶対にチャーハンを合わせた い"と思ったことがありました。ただ、ご飯も一緒に炒めると、お弁当に入れたときにべちゃっとしてしまうし、まだ暑い時期だったので食中毒も心配。それなら、具材だけ炒めて、後からご飯と混ぜてしまおう！と思ったのが、この混ぜるだけチャーハンが出来たきっかけです。作ってみたら予想以上にちゃんとパラパラな「チャーハン」になりました！ 今では、中華風おかずがメインの日のお弁当は、 混ぜ込みチャーハンにしようと決めています」

そしてもうひと品、暖さんおすすめの"あと混ぜスタイル"の秋らしいご飯ものレシピを紹介してくださいました。

＜材料＞ 2人分
・ご飯 …茶碗2杯分
・さつまいも … 約80g
・豚肉（こま切れ） …80g
◎醤油 …大さじ1
◎みりん 大さじ1
◎はちみつ …小さじ1と1/2
◎すりおろし生姜 …小さじ1
◎塩こしょう …適量

1. ◎の調味料は混ぜ合わせておく。さつまいもは 2cm 角に切り、5 分ほど水にさらす。水気を切り、耐熱容器に入れ、ふわっとラップをして、レンジ 600Wで約 2 分間加熱する。柔らかくなったらOK。
2. 豚肉は食べやすい大きさに切り、塩少々（分量外）をふっておく。フライパンに油（分量外）を薄くひき、中火で豚肉を炒めていく。全体に火が通ったら、さつまいもも加えてさっと炒める。
3. 弱火にして、混ぜ合わせておいた◎を加え、混ぜながらよく絡める。火を止めて、温かいご飯に混ぜ、味見をし、塩こしょうで味を整えたら完成。

暖さん：「秋の味覚を使った混ぜご飯を作りたい！と思い考えました。さつまいもはレンジでチン、その後に豚肉と一緒に炒めて調味料で味付けし、食べたい分量のご飯と混ぜれば完成です。一食分だけ作りたい時も便利ですよ」

こちらもさつま芋がたっぷり入り秋らしく、一品でも満足できそうなボリューム感ですね。お弁当にも、普段のおうちごはんにもいけそうです。

食欲が増す時期、手軽にできるご飯もので皆さんの食卓もより一層充実させてください。

日々のお弁当作りを中心に料理の楽しさを発信する、学生料理家。高校時代からSNS人気を博し、現在は管理栄養士を目指して大学で勉強中。 料理、お弁当作り、お菓子作りが大好きで、家族の毎日の食卓を支えています。
独特の素敵なセンスでが魅力のSNSは、眺めているだけでも楽しいお弁当写真が満載なので、要チェック！

インスタグラム：non.hungry
Twitter：@nonnonlalalala
ブログ：nonyakitori417のブログ