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コラム

知らずにいると危険!身近なサービスの"有料化"をできる限り"無料"にする方法

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。いろいろなところで手数料が取られる時代になりました。小さな金額でも、積もれば大きな金額に…余計な手数料をできるだけ払わずに過ごす方法を教えてもらいました。

銀行サービスの有料化が進んでいます。2022年1月にゆうちょ銀行ATMでの預け入れや払い戻しをする際、硬貨の枚数に応じた手数料がかかるようになりました。そしてまた三菱UFJ銀行は、4月から「紙通帳利用手数料」を新設し、2022年4月1日以降に新たに開設された個人・法人の口座で紙の通帳を利用する場合、年間550円(税込)の手数料がかかります。ただし、18歳未満または70歳以上の個人と、2022年3月31日以前に開設された普通預金口座については、手数料がかかりません。さらに銀行の両替手数料も軒並み値上がりしており、新券に交換する際も同様に手数料がかかるようになりました。

銀行だけではありません。クレジットカードや携帯電話などの明細や請求書、領収書などを紙で発行する場合に、所定の手数料が請求されることがあります。他にも、支払いの際に、振込み用紙を発行する場合は、事務手数料が上乗せされていることも。

今まで無料が当たり前だったものが、どんどん有料化されるようになってきていますが一方で、手続きをすることで無料になることもあります。有料化をできるだけ無料化する方法を紹介します。

1.銀行編

▶︎硬貨を無料で預け入れる方法

ゆうちょ銀行はATMでの硬貨の預け入れや払い戻しは、1枚からでも有料化されていますが、窓口で50枚までの預け入れは無料です。他の銀行も、窓口での入金は100枚もしくは300枚など銀行によって異なりますが、無料になります。そして、銀行窓口のあるATMでは硬貨を預け入れることができるATMがあり、100枚までは手数料無料で入金できるところがほとんどです。無料になる入金時間は銀行によっても異なりますが、平日昼間に設定されていることがほとんど。ATMが空いているタイミングを狙い、クリップやゴミが混入していないかを確認して、一度に全量投入せず、数回に分けて入金するようにしましょう。

▶︎通帳有料化対策

銀行によって通帳有料化の要件は異なり、まだ有料化されていない銀行もあります。有料化になっている銀行で口座を開設したら、三菱UFJ銀行なら「Eco通帳」、三井住友銀行なら「Web通帳」と言われる通帳レスの口座を開設するとよいでしょう。入出金の確認方法は、インターネットバンキングもしくは銀行のアプリからできます。

▶︎ATM利用手数料

ATM利用手数料も値上げ傾向にあり、またATMの閉鎖も進んでいます。2019年9月から三菱UFJ銀行と三井住友銀行との店舗外ATM共同利用ができるようになりました。通帳や硬貨の利用はできませんが、キャッシュカード(生体認証は不可)で引き出し、振込、預け入れ、残高照会ができます。

他にも、三菱UFJ銀行では毎月25日、月末日(銀行休業日の場合は、前営業日)に、セブン銀行ATMの利用手数料が無料となります。このように、有料化が進んではいますが、条件付きで無料になることがあるので、メインバンクのホームページなどで確認してみてはいかがでしょうか。

また、公共料金や家賃、固定資産税などの支払いは、クレジットカードもしくは口座振替を利用して払い忘れないようにしましょう。日々の支払いはキャッシュレス化にすることで、ATMから引き出す回数を減らすことができるでしょう。

▶︎インターネット専業銀行の利用

ソニー銀行や住信SBIネット銀行など、インターネット専業銀行は紙の通帳がなく、有人店舗窓口を持たず、アプリなどを利用してネットバンキングで取引をします。その分、コストが削減できるため、ATM手数料やネットバンキングからの振込手数料などを安く設定されています。多くのネット銀行では、回数制限はありますがセブン銀行ATM入出金手数料が無料になるため、サブの銀行として開設しておくと今後の有料化時代にもお得に利用できるでしょう。

2.その他の有料化

▶︎明細書等の有料化

クレジットカードや携帯電話など多くのサービスでは、ペーパーレス化が進んでおり、紙で明細等を発行する場合は、所定の手数料がかかるところがほとんどです。これらを無料化しつつも明細を確認するのであれば、紙の明細書等の発行をやめて、Web明細を利用することです。Web明細とは、あらかじめ専用ホームページもしくはアプリで会員登録をすることで、会員専用ページから利用明細や請求金額などを確認することができます。

▶︎事務手数料など

コンビニなどで支払う場合の請求書を紙で発行すると、事務手数料などの名目で所定の手数料がかかっている場合があります。例えばインターネット接続サービスなどの契約する際、支払い方法を指定せずに申し込みをした場合、利用料金の振込み用紙が郵送されます。その際、明細をよく見ると手数料が上乗せされて請求されていることがあります。手数料を節約したいときは、契約をしている企業のカスタマーセンターや問い合わせ窓口などへ問い合わせをしてみましょう。その際、クレジットカード払いや銀行引き落としなら無料になるなど教えてくれます。有料だとしても、どの方法が一番手数料が安くなるか聞いてみると良いですね。

デジタル化は必須の時代に

手数料も積もれば大きな金額になります。余計な手数料はできるだけ払わないようにするためにも、疑問に思ったことは企業ホームページなどを調べたり、問い合わせをして然るべき手続きを取りましょう。そして、これからの有料化を無料化にするためには、デジタル化も必須要件となってきています。使っている金融機関にアプリやインターネットサービスがあれば、登録しておくことをおすすめします。

画像提供:Adobe Stock

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
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