「作りおき・常備菜」ヒットの背景には働くママたちの活躍があった！？

作りおき、常備菜とよばれる料理は、以前からありましたが煮物や漬物といった料理を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。作りおくことで味がなじみ、さらにおいしさを増すおかずは、献立の中でもう１品足りないという時に重宝されますが、2014年は野菜を中心としたデパ地下風のおしゃれな惣菜やサラダ・マリネなどが「作りおき・常備菜」として注目され、クックパッド上期「おうちごはん番付」でもランクインしました。

そのヒットの理由として「働くママ」が増えたことが背景にあると考えられるでしょう。アベノミクスの成長戦略でも女性の雇用増加に焦点が当たっていますよね。総務省がまとめた労働力調査によると1997年に専業主婦世帯数を上回った共働き家庭は、その後も増加を続け、2013年には女性の労働力人口が過去最多に。いっぽう、家事や育児に積極的に取り組む男性＝イクメンが増えてきたといわれるものの、世の中を見渡すとまだまだ毎日のごはん作り＝ママたちの役割。とすると、働くママ達にとって毎日のごはん作りは大きな課題になっていると思われます。

しかしママ達はそんな中、さまざまな知恵を使って効率的に乗り切ろうとがんばっています。この「作りおき」アイデアもその1つ。仕事や子育てに忙しい女性たちの「仕事も家事も両立したい！」「忙しくても美味しいものが食べたい！」「野菜もたっぷり摂りたい！」という意欲こそ、「作りおき」ブームを生み出したと考えられます。毎日の料理に長い時間を割くことができない働くママも、作りおき料理が１品あることで心に余裕がうまれます。こうしたちょっとした時短術が、働くママたちのお守りみたいな存在になってくれているのでしょう。

作りおきレシピはもちろん、フライパン1つの時短レシピなど、さまざまなレシピが働くママ達を助けてくれる！とクックパッドも働くママたちを全面的に応援していきます。でも、ときには外食等にも頼って、ごはん作りから解放される日もつくってくださいね！