【季節の花デコシリーズ】第2弾は、初回の「ひまわり」と並ぶほどに夏の花として親しまれている「朝顔」です。誰でも簡単に作れて、夏のお弁当が華やかになるデコレシピをご紹介します。
つぼみが明け方から早朝にかけて開き、昼を過ぎるとしぼむことから、その名がついた「朝顔」。7月~8月にかけて咲く夏の代表的な花です。この時期になると、各地で朝顔市や朝顔祭りといったイベントが開かれていますね。
朝顔は、奈良時代に中国から薬用の植物として渡来しました。その後、品種改良が重ねられ、特に江戸時代には花の形、大きさ、色もさまざまな変化朝顔がたくさん作られ、ブームになったそうです。鉢で育てる場合はあんどん仕立てにするのが一般的で、植えるとつるはどんどん伸びて行き、6mほどの高さになることもあります。最近ではこの特徴を生かし、暑さ対策としての「緑のカーテン」が自治体の施設などでよく見られますね。
朝顔の花と言えば、中心が白く、外側は赤や紫、青といった鮮やかな色をしているのが特徴的です。朝顔デコはその特徴を生かして、ハムやチーズ、かまぼこといった食材を丸や星形にくり抜き、重ね合わせるだけで簡単に作ることができます。
ちょっと添えるだけでも、お弁当の可愛さが一段とアップしそうですね。さっそく明日からでもトライしてみてはいかがでしょうか?(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:
『四季の花の名前と育て方』(日東書院)
『花の名前事典』(永岡書店)